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清貧おやじ
世の中、金のかかる事ばかり...
株の空売りとは?
株価が下がれば下がるほど利益がでる。
それが「空売り」です。
通常の株取引とはまったく逆。
そんな取引があったんですね。
いい歳こいて、知りませんでした。

不景気な時代にピッタリの投資手法である。
潰れそうな会社はいっぱいあるし、
上がる株より下りる株の方が予想しやすい。
て、思っちゃうところが、
素人考えなんでしょうね。

普通は株を買うところから始めるのですが、
空売り」は、売りから始まります。
しかし、株を持っていないのに、
どうやって売るのでしょう。

それは証券会社が株を貸してくれるからです。

私も最初、その仕組みが理解出来ませんでした。
簡単に説明すると、
半年後に返すという約束で、A株を証券会社から1株借ります。
それをマーケットで売ったら10万円で売れました。
返済期限になったので、
再びA株をマーケットから買い戻してみると、
1株9万円に下落していました。
こいつはラッキー!
A株を9万円で買って証券会社に返すことが出来ました。
手元には1万円が残りました。
(実際には手数料や貸し株料等が掛かります。)

という事である。
この仕組みを考えた人は頭が良いです。
これなら下落相場でも利益を出すことが可能です。
世の中には、株価が下がっても
儲かっている人が沢山いるという事ですね。
正に、マネーゲームです。

先日読んだ小説では、様々な策を弄して会社の評判を悪くして、
株価を下げさせ、「空売り」して儲けるという話でした。
小説としては、面白いですが、この行為は、もちろん犯罪です。

空売り」にはリスクも当然あります。
先ほどの例で、「空売り」したA株が予測に反して
上昇してしまった場合は、損失が発生する事になります。
例えば10万円で空売りした株が15万円まで上昇した場合は、
15万円必要になってくるので、
トータルでは5万円のマイナスになってしまいます。

最悪のケースも考えられます。
半年後にA株が100万円まで上昇していたらどうでしょう。
借りた株は買い戻さなければいけません。
そうです。「空売り」のリスクは無限大なんです。
10万円で買った株はどんなに値下がりしても
0円より下には下がりませんが、値上がりには限度がありません。

あー恐ろしい。

しかし、実際には通常の取引と同じように、
損切りをしてしまえばいい事だけなので、
決して無限大にはなりません。
ヘッジファンドはレバレッジで、この「空売り」を仕掛けて
莫大な利益を得ているといいます。

世の中には、頭の良い人が沢山います。
株をやるなら、しっかりと勉強してから挑まないと、
いいカモになりそうです。

株で生計を立てるなんて夢のまた夢。
素人は、ほどほどにしておいたほうが無難ですね。

新舞子

しかし、先日読んだ小説では、大方の日本人が、
金で金を生む商売を悪いと決めつけてしまう、
その考え方の方が愚かだとも書いてありました。
そろそろ考え方を改めないと、
日本人がせっせせっせと働いて稼いだ金が、
頭の良い外国人に、どんどん持って行かれてしまいます。
村上ファンドホリエモンの様な若者が、
どんどん出てこないと、
日本は、いつまでたってもハゲタカのカモである。

私も、もっと勉強しておけばよかった。



 

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テーマ:お金の勉強 - ジャンル:株式・投資・マネー