清貧おやじ
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「償い」 矢口敦子
償い
矢口敦子 2001年作

償い

仕事に忙殺され、家庭をかえりみなかったため、
幼い我が子の命を救えず、それが原因で妻に自殺されてしまった
エリート脳外科医が主人公。
彼には、患者を死なせてしまったという苦い経験もあり、
その自責の念から、今ではホームレスにまで身を落としていました。
生きる価値を見失い、そんな彼が流れ辿り着いた町は、
かつて医師免許取立ての頃、
眼前で起きた幼児誘拐事件に遭った少年を、
果敢にも救出したことのある町でした。
そんなある日、彼は火災現場を目撃、すかさず通報するのですが、
彼がホームレスであることから犯人にされてしまいます。
その火災は一家無理心中だと分かるのですが、
捜査の結果、過去に起きている事件と関係があるらしい。
そして、その事件をきっかけに次々と起こる殺人事件や不審死。
事件に巻き込まれていく主人公。事件の真相はいかに...。
といった展開の話。

この本は、背表紙の解説でネタバレしているので、
読んでいて盛り上がらなかった。
これは出版社のミスだと思います。
と言いながら、そういう私も背表紙を読んで買っているのだから、
そういった意味では、
出版社の策略にはまっているのかもしれません。

売れれば良いのだけれど、小説としてはもったいない気がします。

文体は、あまり好みではありませんでしたが、
考えさせる内容の話でした。

人の肉体を殺したら罪に問われますが、
心を殺しても罪には問われない!


そして、その「償い」とは。

償い」について、いろいろな角度から考えさせられ、
「人としての在り方」にまでせまるような作品でした。
しかし、その結論は読者に委ねられています。

人間は生きている限り、大なり小なり
償わなければならないこともあると思います。
いくら深い悩みがあろうとも、生きなければいけません。
考えて、考えて、それでも生きる。
それが「償い」になるのかもしれません。


★★★☆☆


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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

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