清貧おやじ
世の中、金のかかる事ばかり...
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「レベル7」 宮部みゆき
「レベル7」
宮部みゆき 1990年作

レベル7


「レベル7まで行ったらもう戻ってこなくていいんだよ」

という意味深な台詞で、ぐいぐい読ませます。
謎だらけの展開に物語への期待感が、どんどん膨らみます。
めっちゃワクワクします。
二転三転するラストも言うことありません。
一気読み間違いなしの小説です。

が、しかし...て感じ。

序盤を盛り上げすぎたため、
期待が大きくなりすぎて、
もっと衝撃的な結末じゃないと満足できません!

読者は贅沢だなー。

どうせなら、もっと現実離れした...
もっとSFチックで、
もっとクレージーな
結末が良かった。

と思います。




★★★★☆





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「R.P.G.」宮部みゆき
「R.P.G.」
宮部みゆき 2001年作

RPG


今から10年前の作品。
インターネットを題材にしており、
多分当時は先駆的な作品だったと思いますが、
今となっては、ちょっと話が古いように感じられてしまいます。
インターネットの進化はめまぐるしいですね。

また、タイトルの「R.P.G.」についても
少々的外れのような気がしてなりません。

以外な結末をねらった作品だとは思いますが、
芝居がかった演出をする必要性が
私にはいまいち伝わって来ませんでした。

一幕劇のような設定は面白いとは思います。



★★★☆☆





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「魔術はささやく」 宮部みゆき
魔術はささやく
宮部みゆきの刊行順でいうと、デビュー2作目で、1989年の作品。

魔術はささやく

新聞に載ったありふれた記事から物語は始まる。
一人目の女は、マンションの屋上から飛び降り自殺。
二人目の女は、地下鉄に飛び込み自殺。
三人目の女は、走ってくるタクシーに飛び込み自殺。
一見無関係と思われた自殺には、恐るべき陰謀が隠されていた!
自殺に見せかけた連続殺人?次は自分の番とおびえる女。
真相に迫るうちに、人間の深い闇の部分を利用した魔術の正体が明るみになっていく...。という展開の話。

物語は、三人目の事件に巻き込まれたタクシー運転手の甥で、高校1年生になる少年を主人公として進んでいく。
物語の序盤は、少年の暗い生い立ちや、差別、学校でのイジメ、人身事故を起こしてしまった家族の心情がリアルに描写されていて、読んでいて結構辛いものがあります。
しかし、そんな辛い境遇におかれても、主人公の少年は腐ることなく、とても前向きで(彼のある特技を使って)、真相を知ろうと、勇気を持って果敢に奔走します。
また、家族を含めた彼を取り巻く登場人物も、人情味のある善良な人達ばかりなので、悲惨な内容ですが、読んでいて応援したくなります。
トリック自体は大したことはありません。もう一捻りあるのかと思って期待したのですが、案外、素直なもので、「刑事コロンボ」の二作品を一つにした様な感じでした。
社会的な問題も含まれていますが、犯人の動機としては、少し弱いような気もします。
少年の特技も都合の良い設定だと思えてしまう。

しかし、以上の事は、あまり問題になりません。物語の真相は、良く出来ています。
過去の出来事が、一つにうまく集約していくストーリー展開とか、ある人物の「罪悪感」が事件と交差して、最後は別のテーマに持っていく著者のテクニックは見事です。
一言で言えば、暗い「青春アドベンチャー」といった感じの小説です。


★★★★☆


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「スナーク狩り」 宮部みゆき

「スナーク狩り」 宮部みゆき 1992年の作品

スナーク狩り

 女流作家であるにもかかわらず、誠に力強い、男っぽい作品であった。
ストーリー展開には、やや雑な面もあるが、そんなことなど払拭する、パワーと緊迫感のある作品に仕上がっている。
特に主人公の女が結婚式場に銃撃に行く場面は、心臓が高鳴るほどスリリングで、電車の中で読んでいて、降りる駅を通り過ごしそうになったほどである。
途中、中だるみしたかのように思われたが、読み終えてみると、クライマックスの場面より、登場人物達が夜の闇の中、それぞれの場所で、様々な思惑を抱きながら行動している情景の方が印象に残った。
ほとんどが夜のシーンなのだが、深夜の雰囲気が実に上手く表現されていて、人物達の呼吸が聞こえてくるような臨場感がある。
よく考えてみると、この作品は一晩の出来事を書いているのですね。ある意味「24」を先取りしている。
創られた映像を見るのではなく、読むという行為によって、読者の脳裏に浮かぶ映像を楽しむという面白さにおいては、こちらのほうが趣があって私は好きです。
社会的なテーマもストーリーには含まれてはいるが、そんなことより作者の描写力を楽しむ作品と言えると思います。
しかし、読んでいる最中は、先の展開が読めず、そんなことに感心している余裕はありません。いくつかのエピソードが、一つにうまく集約していくストーリー展開は見事だと思います。
ラストの場面には多少無理があったように感じましたが、読書好きにはたまらない一冊と言えると思います。


★★★★☆


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