清貧おやじ
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「そして扉が閉ざされた」岡嶋二人
そして扉が閉ざされた
岡嶋二人 1987年作

そして扉が閉ざされた


なかなか面白かった。

ある男女4人が目覚めると、そこは見覚えのない密室だった。
まるで映画「キューブ」や「ソウ」シリーズの先駆けといった設定で、
話の冒頭から、ぐいぐい引き込まれます。

舞台は一場面のみ。
回想場面を除き、物語はすべて密室の中で終始します。
4人の会話から、少しずつ真相が明らかになってきます。

この中に犯人がいます。

果たして結末はいかに?




★★★★☆



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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

「雪密室」 法月綸太郎
雪密室
法月綸太郎 1989年作

雪密室


法月綸太郎氏の2作目。
デビュー作は青春ミステリーでしたが、
この作品から
著者と同名の推理小説作家法月綸太郎と警視の父
という作品の構図が出来上がります。
内容は、タイトル通り、
ミステリーの定番、
雪で閉ざされた山荘での密室殺人を描いたものです。

部屋は旋錠され、
雪の上には、発見者の足跡以外、残されていません。
この二重の密室から、犯人はいかにして姿を消したのか?

トリック自体はオーソドックスなもので、
さほど目新しいものではありません。
突っ込みどころは沢山ありますが、
設定やアリバイ工作等も、それなりに工夫してあり、
推理小説のツボは、しっかりと抑えてある
なかなかの良作に仕上がっていると思います。

ただ、愛憎劇を盛り込んだサイドストーリーが、
少々、陳腐な感じがして、
私には、しっくりときませんでした。
もっと、メイントリックのように
シンプルの方が良かったと思います。


★★★☆☆


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「密閉教室」 法月綸太郎
密閉教室
法月綸太郎 1988年作

密閉教室

法月綸太郎のデビュー作。

朝、登校してきた女子高生が教室に入ろうとすると、
教室の戸が開かなかった。
通りかかった担任の教師が力まかせに戸をこじ開けてみると、
そこにあったのは、同じクラスの男子生徒の死体だった。
教室は、窓は施錠され、
ドアは内側からガムテープで目張りされている密室状態。
これは自殺なのか?
しかも異様なことに、
教室にあるべき机と椅子が、すべて消えていた。
なぜ?
警察に協力を依頼された推理小説マニアの同級生が謎に挑みます。
果たして、その真相はいかに...
といった展開の話。

いかにも学園モノっていう感じの展開です。
また、処女作だけあって文章の稚拙な感じは否めません。
一つの章が異常に短いので、読んでいて落ち着きません。
肝心の謎解きも、荒唐無稽な背景に、
偶然が重なっただけという気がしてしまった。
トリックも、いかにも推理小説マニアが書きそうな
頭の中だけで考えたトリックだと思いました。

しかし、著者の推理小説に対する情熱、
オマージュは強く感じられました。
いろいろな衒学的な引用から、
デビュー作らしい気負いが感じられます。

ラストには数回のどんでん返しもあり、
最後まで楽しめる作品になっています。


★★★☆☆


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「花の棺」 山村美紗
前回、「矢村麻沙子シリーズ」第1作目の「ガラスの棺」を読んだので、今回は「キャサリンシリーズ」の第1作目で、タイトルも似ている「花の棺」を読むことにした。
本作は山村美紗の長編第2作目で、1975年の作品。

花の棺1

初期の作品だけあって、プロットも凝っていた。
華道会が舞台なので、生け花による「見立て殺人」という趣向や、京都の地名の二条、三条、四条という通りの名前の順に、事件が起きるという展開も面白い。
勿論「トリックの女王」と呼ばれていただけあって、トリックもかなり練られている。
特に、雪で閉ざされた茶室での殺人は、雪に残された不可思議な足跡の謎と、密室殺人の謎という、二つの謎が組み合わされていて、かなりトリッキーな趣向になっている。
現実的には、こんなトリックが見破れないほど日本の警察は馬鹿では無いと思うのだが、こんなトリックを考えついた著者の発想力は見事だと思う。
もう一つ、トレーラーを使った死体消失のトリックもあるのだが、これは読んでいて、私も思わず手元にあったライターや消しゴムを並べて、検証してしまったほどです。
作品が古い事と、展開に多少の無理はありますが、挿絵もあるし、本格推理物を楽しみたい方や、トリックのバリエーションを増やしたいと思う方には、読んで損はない作品だと思います。
花の棺2   花の棺3
 余談ですが、この本の事をかみさんに話したら
キャサリンって日本人じゃないの?」
と言われました。
私はテレビの2時間ドラマを、ほとんど見ないので知らなかったのですが、テレビドラマでは、かたせ梨乃がキャサリンを「希麻倫子」として演じているみたいですね。
私はそれを聞いた時、希麻倫子
なんじゃそれ!
誰が考えたんじゃ!
と、思いましたが、きっと世間的には「希麻倫子」のほうが、名が通っているのかもしれません。
ちなみに原作でのキャサリンは、アメリカ副大統領の娘という設定になっています。


★★★☆☆


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「ガラスの棺」 山村美紗
山村美紗の「ニュースキャスター・矢村麻沙子シリーズ」の第1作目で、1983年の作品。

ガラスの棺

ニュースキャスターの矢村は取材中、重要文化財の京都二条城大門に「男の名前」が落書きされているのを発見する。
その件をTV番組で放送すると、同姓の男が抗議してくるのだが、数日後、抗議してきた男は自殺してしまう。調査してみると男の自殺には疑わしいところがあった。
さらに調査を進めていると「事件はこれでは終わらない」という予告電話が局に掛かってくる。すると今度は広島県の宮島の大鳥居に「女の名前」が落書きされ、予告通りにその名前と同姓の女が水死体となって発見される。
事件の謎を解明するうちに、浮かび上がってきた八年前の惨劇。
だが、その秘密を握る関係者も次々と怪死を遂げ、謎はどんどん複雑になって行く。さらにその背景には...。という展開の話である。

さすがに最近でも「ニンテンドーDS」のアドベンチャーゲームになるなど、今だ人気の衰えぬミステリー作家の作品だけの事はある。ダイナミックなストーリー展開とテンポの良い文体は読者を飽きさせない。そう言った点では西村京太郎と相通じる面があると思う。
後半はスケールが大きくなり、少し現実離れしてくるが、これもエンターテインメントな虚構を楽しむ小説だと思えば面白い。ちょっとした密室トリックもあり、昔の探偵小説の趣も感じられる。
話も良く練られており、読みやすくて良いのだが、私には少々文体が軽いように感じました。
西村京太郎と同様に電車の中で読むにはちょうど良い本だと思います。
ちなみに本のタイトルの「ガラスの棺」ですが、物語の内容とは直接関係はありませんでした。



★★★☆☆


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