清貧おやじ
世の中、金のかかる事ばかり...
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「朱色の研究」 有栖川有栖
「朱色の研究」
有栖川有栖 1997年作

朱色の研究

序盤は、とてもスピーディ。
後半は、まったりとした雰囲気で、なかなか良い。
エレベーターのトリックは、面白かった。
が、現実に行ったら、バレバレだと思います。
犯人の動機も薄弱な気がしますが、
後半の雰囲気が良かったので、
ヨシとするか。
若い頃にしか書けない小説。
て、感じ。


★★★☆☆




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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

「マジックミラー」 有栖川有栖
マジックミラー
有栖川有栖 1990年作

マジックミラー


犯人は双子の兄弟に違いない!
しかし兄の妻が余呉湖畔で殺されたとき、兄は博多、
弟は山形県にいてアリバイは完璧だった。
やがて第2の殺人。兄弟のどちらかが被害者らしいが、
死体からは頭と手首が失われていた。

てな具合の話です。
(ちょっと裏表紙にあらすじ書きすぎ!)

いわゆる鉄道ミステリーで、時刻表や路線図なども掲載されていて、
読んでいてワクワクします。
物語の舞台となる余呉湖は、琵琶湖に隣接してある湖で、
思わず地図を確認してしまいましたが、実際に存在する湖でした。

こういった時刻表トリックの作品は、最近は少なくなりました。
米原や木之本など、知っている地名が出てきたり、
路線図を確認しながら読み返していると、
旅情が感じられて、とっても良い雰囲気になります。

よく考えると、この本も、
もう20年近く前の作品になっちゃうんですね。
まだ新幹線の「のぞみ」がなかった時代の話です。


ところで、
一卵性双生児のDNAは同じものなのでしょうか。
指紋は違うみたいなんだけれど、
DNA鑑定が、いつから導入されたのか、よく知りませんが、
現代なら、そんな事、分かっちゃうんじゃないかなぁー。
よく分かりません。

まぁ、DNA鑑定なんてものが登場すると、
ミステリーもやりにくくなりますねー。




★★★★☆



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「46番目の密室」 有栖川有栖
46番目の密室
有栖川有栖 1992年作

\46番目の密室


軽井沢の別荘で開かれる、「密室の巨匠」と呼ばれる推理作家、
真壁聖一主催のクリスマスパーティーに参加した有栖川と火村。
過去に45もの密室トリックを発表し、日本のディクスン・カー
と称される真壁は、 パーティーの席上で、現在46番目の
最後の密室ものを執筆中であると話す。
そんな夜、密室状態の部屋で暖炉に頭部を突っ込んだ
身元不明の死体が発見される。
そして翌朝、別の密室状態の部屋でも、
同じように暖炉に頭部を突っ込んだ真壁の死体が発見される。
暖炉には、真壁の46番目の密室のトリックの
メモ書きと思われる紙が燃やされていた。
真壁は自らが考案した46番目の密室のトリックを使って
殺されてしまったのだろうか?
推理作家・有栖川有栖と犯罪学者・火村英生のコンビが
怪事件の謎に迫る!
といった展開の話。

「推理作家・有栖川シリーズ」の第1作。
プロットもトリックも、よく練られており、
大変面白かったのですが、
なんか私には、しっくりこなかった。
なぜだろう?
それだけ読者を満足させる密室物を書くのは
難しいということなのだろうか。



★★★☆☆


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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

「月光ゲーム Yの悲劇’88 」 有栖川有栖
月光ゲーム Yの悲劇’88 」
有栖川有栖のデビュー作で1989年の作品。

月光ゲーム1

 著者が大学の推理小説研究会に在籍していた時に書いた小説を、長編小説にリライトして完成させた作品だけあって、正直言って、稚拙な感じは否めない。
しかし、その稚拙な感じが初々しく、登場人物がすべて男女学生という設定ということもあり、青春小説のような爽やかな読後感がありました。
また、いかにも推理小マニアの学生が書きそうな「読者への挑戦の頁」など、推理小説に対する著者の情熱、オマージュが強く感じられた作品でした。
ストーリーは、合宿のために山のキャンプ場へやって来た大学の推理小説研究会の面々(なんと有栖川有栖、本人まで登場する)と、偶然一緒になった男女三グループの学生達が、山の噴火(すごい設定である)により、キャンプ場に閉じ込められてしまい、噴火に脅えながら、救助を待つ彼らの中で、連続殺人が発生していくという、いわゆる「クローズドサークル」ものです。
途中何度も山が噴火するのですが、よくもまあ、こんな設定にしたものだと感心してしまう。
月光ゲーム2  月光ゲーム3
 タイトルにもなっている「Yの悲劇」とはyと書かれたダイイングメッセージに由来していますが、トリック自体は大したこと無く、この程度で名作「Yの悲劇」を持ち出すとは、恐れ多いと思いました。
(推理マニアの学生が書いたシャレだと思えば許せます。)
しかも、登場人物が多すぎです。
なんと、総勢17人も登場します。
人物の特徴も手がかりも希薄で、的を絞れない状況で「読者への挑戦」をされても辛いものがありました。

しかし、小説全体に流れている雰囲気はとても良いものがあります。
火山の噴火という異常な状況下ではありますが、なぜか恐怖感はあまり湧いてきません。
どこか幻想的で、起こった出来事は全て夢の中の出来事のような浮遊感があります。
月光ゲーム」というタイトルが示す通り、夜のシーンが多いのが要因なのかもしれません。

また、キャンプという共同生活を通して芽生えてくる学生達の淡い恋心も、読者の過去の恋愛体験が思い起こされて、とてもほろ苦く切ない気持ちにさせてくれます。

携帯電話もデジカメも無い、古き良き時代の「青春ミステリー」です。


★★★☆☆


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