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「白夜行」 東野圭吾
白夜行
東野圭吾 1999年作

白夜行

いやぁ~長かった。
ていうか、本が分厚い。ポケットに入らない。
上下巻に分けた方が良いと思います。
通勤で読むのは大変だ。本を手に取る気分になれなくて、
読み終えるのに、凄く時間がかかってしまった。

内容は、大阪の下町で起きた殺人事件の、
被害者の息子と容疑者の娘の、
1973年から1992年までの19年間の「生き様」の記録だ。
さすがにベストセラーになった小説だけあって凄い内容でした。

小学、中学、高校、大学、社会人、そして結婚等、
19年間には、 様々な出来事が起こる訳ですが、

男の方は、とんでもない悪いことばかりして大人になっていく。
女の方は、美人で優秀なのですが、どうも怪しい。恐ろしい。

物語は、それぞれの人生を別々に描いています。
こういう風に書くということは、
いつか二人は出会うだろうと、読者は思うのですが、
最後まで二人は出会いません。

不気味な話である。

また、物語が第三者の視点で書かれているので、
主人公の心の動きが読者には分かりません。
数々の事件が起きますが、どのように犯行が行われたのか、
明確にされていないので、真相もよく分かりません。

しかし、記述から察すると、この男が、この女が、
犯行に関与していることは間違いなさそうです。

肝心なところか書かれていないので、
不気味さが、どんどん膨らんでいきます。
そこがこの小説の上手いところです。

読み進めていくと、どうも二人には繋がりがあるようです。
しかし、最後まで二人の関係は謎のままです。

まったく、じれったい小説です。

何年か前にテレビドラマ化されているようですが、
ドラマでは、どんな感じで描かれているのだろう?

二人が生きた19年間の時代背景なども記述されてあり、
ちょっとした「裏昭和史」みたいになっているので、
思い入れしやすいのですが、
その時代ごとに新たな登場人物が出てくるので、
その都度、名前を覚えなければならない。

いらいらする話だ。

何度、先に結末を読んでしまおうかと思った事か。

男はなぜそこまで女に尽くすのか?
女はどこまで男を愛していたのか?

真実は読者に委ねられています。

人の心を失った故の悲劇を描いた
「救い」の無い小説でしたが、
個人的には、
そこには二人だけの「約束」、
「一途な愛」があったと信じたいです。

こんな小説を書く東野圭吾は、恐ろしい作家だ!

★★★★☆


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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

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