清貧おやじ
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「ガラスの棺」 山村美紗
山村美紗の「ニュースキャスター・矢村麻沙子シリーズ」の第1作目で、1983年の作品。

ガラスの棺

ニュースキャスターの矢村は取材中、重要文化財の京都二条城大門に「男の名前」が落書きされているのを発見する。
その件をTV番組で放送すると、同姓の男が抗議してくるのだが、数日後、抗議してきた男は自殺してしまう。調査してみると男の自殺には疑わしいところがあった。
さらに調査を進めていると「事件はこれでは終わらない」という予告電話が局に掛かってくる。すると今度は広島県の宮島の大鳥居に「女の名前」が落書きされ、予告通りにその名前と同姓の女が水死体となって発見される。
事件の謎を解明するうちに、浮かび上がってきた八年前の惨劇。
だが、その秘密を握る関係者も次々と怪死を遂げ、謎はどんどん複雑になって行く。さらにその背景には...。という展開の話である。

さすがに最近でも「ニンテンドーDS」のアドベンチャーゲームになるなど、今だ人気の衰えぬミステリー作家の作品だけの事はある。ダイナミックなストーリー展開とテンポの良い文体は読者を飽きさせない。そう言った点では西村京太郎と相通じる面があると思う。
後半はスケールが大きくなり、少し現実離れしてくるが、これもエンターテインメントな虚構を楽しむ小説だと思えば面白い。ちょっとした密室トリックもあり、昔の探偵小説の趣も感じられる。
話も良く練られており、読みやすくて良いのだが、私には少々文体が軽いように感じました。
西村京太郎と同様に電車の中で読むにはちょうど良い本だと思います。
ちなみに本のタイトルの「ガラスの棺」ですが、物語の内容とは直接関係はありませんでした。



★★★☆☆


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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

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