清貧おやじ
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「花の棺」 山村美紗
前回、「矢村麻沙子シリーズ」第1作目の「ガラスの棺」を読んだので、今回は「キャサリンシリーズ」の第1作目で、タイトルも似ている「花の棺」を読むことにした。
本作は山村美紗の長編第2作目で、1975年の作品。

花の棺1

初期の作品だけあって、プロットも凝っていた。
華道会が舞台なので、生け花による「見立て殺人」という趣向や、京都の地名の二条、三条、四条という通りの名前の順に、事件が起きるという展開も面白い。
勿論「トリックの女王」と呼ばれていただけあって、トリックもかなり練られている。
特に、雪で閉ざされた茶室での殺人は、雪に残された不可思議な足跡の謎と、密室殺人の謎という、二つの謎が組み合わされていて、かなりトリッキーな趣向になっている。
現実的には、こんなトリックが見破れないほど日本の警察は馬鹿では無いと思うのだが、こんなトリックを考えついた著者の発想力は見事だと思う。
もう一つ、トレーラーを使った死体消失のトリックもあるのだが、これは読んでいて、私も思わず手元にあったライターや消しゴムを並べて、検証してしまったほどです。
作品が古い事と、展開に多少の無理はありますが、挿絵もあるし、本格推理物を楽しみたい方や、トリックのバリエーションを増やしたいと思う方には、読んで損はない作品だと思います。
花の棺2   花の棺3
 余談ですが、この本の事をかみさんに話したら
キャサリンって日本人じゃないの?」
と言われました。
私はテレビの2時間ドラマを、ほとんど見ないので知らなかったのですが、テレビドラマでは、かたせ梨乃がキャサリンを「希麻倫子」として演じているみたいですね。
私はそれを聞いた時、希麻倫子
なんじゃそれ!
誰が考えたんじゃ!
と、思いましたが、きっと世間的には「希麻倫子」のほうが、名が通っているのかもしれません。
ちなみに原作でのキャサリンは、アメリカ副大統領の娘という設定になっています。


★★★☆☆


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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

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