清貧おやじ
世の中、金のかかる事ばかり...
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未来を予知する者
未来を予知する者には、
超能力者、占い師、霊能者、宗教者等がいますが、
そのことについて、以下は、京極夏彦の小説
魍魎の匣」の中で「京極堂」が語った蘊蓄の一説です。

超能力者とは、
特別な能力を生来身につけている者。体質であり、目的は無い。
未来を予測して外れると超能力者では無くなってしまうので、
未来を予言するのは命取りである。

占い師とは、
占術の理論を学び習得した者。もちろん営利目的である。
未来を予測することが可能で、当たれば儲けもので、
外れた時は占いによって危険を察知し、
警戒する事で運勢か変わったということにしておけば良い。

霊能者とは、
その特種技能により霊能者自身が神となりうる者。
人々の救済を目的とし、救済行為を無償で行った場合を除けば、
営利目的といえる。
未来を予知しているように見えるが、
厳密に言えば、未来を予知しているのではなく、
今後悪いことが起こらないためには、何をするべきなのか等に、
話をすり替えている場合が多い。
悪い未来から逃れるために、お札や魔除けの品を
購入しなければならない場合がある。

宗教者とは、
信仰に伴った布教を目的とする者。
真摯な信仰心の現れとしての修行の結果、特別な力が授かった者。
予言者ではなく、預言者。
未来を予測して、
もし外れたら神様の面子が丸潰れになってしまうので、
本来、予言行為は行わない。
神様自身の予言も、同時代人には確認が不可能な
何千年も先の予言ばかりである。
たとえ、入信させる為に予言を行ったとしても
信仰によって信者自身が幸せを手に入れたと
思わせることができれば、
先に行った未来予知など、当たろうが外れようがどうでもよい。
その人は既に、幸せな一生を手に入れたのだから。
信じる者は救われる。

てな具合である。

実に面白い。

魍魎の匣2


まぁ、とにかく、
未来を予測することなんか不可能なんだから、
軽々しく未来を予言する奴らは怪しいと言うことですね。





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「魍魎の匣」京極夏彦
魍魎の匣」
京極夏彦 1995年作

魍魎の匣1


映画化されているから知っている人も多いと思います。
私もその中の一人です。
遅ればせながら読んでみて、

やっぱスゴイ!

ただし、前作同様、読む人を選びます。
こういう世界が嫌いな人には、何が面白いのか
全く理解出来ない小説だと思います。

小酒井不木や海野十三など、
戦前の怪奇SF小説を彷彿とさせる独特の世界は、
現代の作家が書いた作品とは到底思えません。

相変わらず薀蓄が長いです。
しかし、今回の薀蓄は、分かりやすく、なかなか面白かったので、
この際だから、私なりにちょっと、かいつまんで
次回、紹介しておきたいと思っています。

さあ、次は「狂骨の夢」だ。




★★★★☆




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