柄刀一 2004年作
私にとっては第二作目の柄刀作品。
内容は密室もので、トリックはなかなか良くできていました。
しかし、著者の文体が私に合わないのか、
めちゃめちゃ読み辛らかったです。
1ページ読むのに、めっちゃ時間がかかりました。
現在と過去が交互に描かれていく展開なのですが、
真相に至るまでの展開が短調で退屈です。
もっと面白く書けたはずです。
構成が悪いような気がします。
よくよく考えると、トリックも
そんなに上手くいくかなぁ~
ていう感じがしてきたぞ。
うーん。
言うのは簡単ですね。
スミマセン。
★★★☆☆


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柄刀一 1998年作
著者のデビュー作。
密室状態の洞窟で発見された縄文人男性のミイラは、
背中に石斧を突きたてられ、右腕を切断されていた。
3000年前の密室殺人?
いかにも興味をそそるあらすじですが、
いかんせんミイラに関するウンチクが長すぎました。
勉強して書かれたのしょうが、専門用語が多く、
はっきり言って、途中で投げ出そうかと思いました。
アイデアは良かったので、
もうちょっとウンチク部分を短くして、
ラストを丁寧に描いたら読みやすかったと思います。
頭に残ったウンチクは、
弥生時代が約500年なのに対し、
縄文時代は一万年も続いたという事です。
へーっ。
★★★☆☆


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