清貧おやじ
世の中、金のかかる事ばかり...
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「死者が飲む水」 島田荘司
「死者が飲む水」
島田荘司 1983年

死者が飲む水


この作品は、てっきり「占星術殺人事件」より以前に
書かれたものだと思っていたんですが「斜め屋敷の犯罪」以後に
書かれた作品だったとは、ちょっと驚きです。
「御手洗シリーズ」とは全く違った、まじめな推理小説でした。

死体がトランクに詰められて鉄道で発送される...
ていう古典的なミステリーです。

読み終わってみると事件の真相は単純なんですが、
それに気が付かれないように、
上手に話が展開されていくところは流石です。

青函トンネルがまだ開通してない頃の
古き良き時代のミステリーです。


★★★★☆



にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 駄目オヤジへ      
 
↑ランキング参加中です。とりあえず押して下さい。

 


 
スポンサーサイト

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

「御手洗潔の挨拶」島田荘司
御手洗潔の挨拶」
島田荘司 1987年作

御手洗潔の挨拶


御手洗シリーズの短編集でした。
収録されているのは、
「数字錠」、「失踪する死者」、「紫電改研究保存会」、「ギリシャの犬」の4編。
今となっては、話の内容がちょっと古いような気がしましたが、
どの作品も味わい深いストーリーになっており、
また、古き良き推理小説のテイストも残っていて、
とても楽しんで読むことができました。
独特のユーモアがあるというか、
なんか、とても良い雰囲気の作品ばかりです。
トリックも良いんですが、タイトルの通り、
御手洗潔の魅力にせまる秀作ばかりだと思いました。

最近、私は長編ばかり読んでいたので、
やっぱ、短篇はちょっと物足りない気がしました。



★★★★☆





にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 駄目オヤジへ      
 
↑ランキング参加中です。とりあえず押して下さい。

 







テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

「斜め屋敷の犯罪」 島田荘司
斜め屋敷の犯罪
島田荘司 1982年

斜め屋敷の犯罪

オホーツク海を見下ろす高台に
斜めに傾いて建てられた西洋館。
「斜め屋敷」と呼ばれるこの奇妙な館で、
クリスマス・パーティが開かれた夜、
奇怪な密室殺人が起こる。
駆けつけた警察官をあざ笑うかのように、
次の夜にも密室殺人が発生。
行き詰まる捜査の中、謎を解明すべく
御手洗潔が乗り込んでくるのですが、
またもや惨劇が…。
果たして真相はいかに…。

この小説は読者によって賛否が分かれる作品だと思います。

こんなのアリか!と本を壁に投げつける人もいるかもしれません。
それくらい強烈なトリックです。
例によって「読者への挑戦状」もありますが、
このトリックを見破った人なんているのでしょうか?

読み終わった時は、あまりの馬鹿馬鹿しさに放心状態でしたが、
今、思えば、憎めない作品という気がしてきます。

だいたい推理小説自体が、最初から虚構の世界の話なのだから、
リアリティーとか物理的に可能かどうかなんて、
二の次のような気がします。
推測不可能なトリックこそ、この手の本格推理小説の醍醐味です。
要は、面白ければいいのだ!

私は読んでいる時、幸せな気分でした。

荒唐無稽な力業ですが、ある意味、
よくぞここまでやってくれました。

物語の最後、残り3分の1になって御手洗が登場するという
展開も良くできています。
また、犯人のトリックもスゴイですが、
御手洗が仕掛けたトリックも痛快です。

この大胆さが著者の醍醐味なのかもしれません。


★★★★☆


 にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 40代オヤジへ     
 
↑ランキング参加中です。とりあえず押して下さい。

 

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

「占星術殺人事件」島田荘司
占星術殺人事件
島田荘司のデビュー作で1981年の作品。

占星術殺人事件

御手洗シリーズの記念すべき第一弾。
私は「異邦の騎士」を先に読んでしまっていたので、
読んでみて、つくづく発刊順に読んでおけば良かったと思った。
そうすればもっと「異邦の騎士」が楽しめたのに。残念である。
さて、本作はといいますと、日本中が40年間解けなかった戦前の奇怪な事件の謎を、1970年代にいる御手洗が約一週間で解くという「安楽椅子探偵」小説ぽい作品である。
これはトリックにも関係してくるのだが、「戦前」というのがポイントである。
御手洗も作中で語っているが、現代では決して通用しないトリックである。
推理小説も書きにくくなったものである。
また残念なことに、私は「ある作品」を先に読んでしまったので、おぼろげながらトリックの見当が付いてしまった。これは誠に悲しいことである。やってはいけないことを、「ある作品」はやってしまった。先に本作を読んでおけば良かった、あるいは「ある作品」を読んでいなければ良かったとつくづくと思う。
まぁ、そんなことを差し引いても本作は良く出来ている。
まずトリックありきの作品ですが、そのすべてのトリックが斬新です。
しかし、構成があまり良くない。
過去に起こった事件を、ワトソン役の石岡から聞いたり、手記から推理する構成になっているので、仕方がないことなのだが、主人公達があまり行動をおこさず、スピード感に乏しい。
冒頭のおどろおどろししい手記や難解な占星術に関する記述、中盤のミスリードの描写が冗長と言えるほど長く、退屈である。
一週間で謎を解くという設定が先に示されていた方が、スピード感が出たと思う。
また、解決編で示されるバラバラにされた死体の状況をもっと先に示していた方が、よりフェアだったと思います。
地元住民としては、物語終盤に「明治村」が出てくる場面が、何か起こるのではないかと、ドキドキさせられて良かったです。
なんだかんだと言っても、正に本格ミステリー。
ミステリーの持つ「意外性」を十二分に味わうことが出来る作品です。

これから読む読者が「ある作品」を見ていないことを祈ります。
そうだったとは知らなかった!


★★★★☆


 にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 40代オヤジへ     
 
↑ランキング参加中です。とりあえず押して下さい。

 

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

「異邦の騎士」 島田荘司
異邦の騎士
島田荘司 1988年作

異邦の騎士

この本は面白い。良く出来ている。
構成がすばらしい。
1ページ目から読者を引き付ける。
主人公自身が、自分が誰なのか分からないのです。
途中、主人公が自分が書いた日記を読む辺りからますます面白くなります。
妻の日記も出てきます。
これは、かなり衝撃的な内容です。
妻に起こった悲劇は、男なら興奮を禁じ得ないと思います。
ここまで読んだら、もう止められません。
読者は先が読みたくて仕方ありません。
主人公は自分に決着を付けるために、どんどん突き進んでいく。
しかし、その結末は想像を絶するものだった。

超一級のサスペンス小説です。
物凄い展開です。
そして、せつないです。
よく考えると、無理なシーンも多々ありますが、
そんな事はどうでもよくなります。
これが処女作とは思えません。

御手洗シリーズ」は始めて読みました。
↑は決して、「おてあらい」ではありません。
小説の中に登場する探偵の名前です。

デビュー作の「占星術殺人事件」が読んでみたくなります。


★★★★★


 にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 40代オヤジへ     
 
↑ランキング参加中です。とりあえず押して下さい。

 

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。