清貧おやじ
世の中、金のかかる事ばかり...
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「99%の誘拐」 岡嶋二人
「99%の誘拐
岡嶋二人 1988年作

99%の誘拐


この本は面白かった。
スピード感に溢れており、一気に最後まで読んでしまいました。
第10回吉川英治文学新人賞受賞作です。

本の内容は、タイトルが示す通り、誘拐事件を描いている訳ですが、
小説の中には、20年前に起きた誘拐事件と、
その事件をトレースするかのように現在に起きる誘拐事件の
二つの誘拐事件が描かれています。
そのどちらの事件も、その当時における最先端の
ハイテク機器を駆使して、緻密に計画された誘拐事件で、
誘拐の仕方、身代金の連絡方法、受け渡し方法など、
そのどれをとってみても斬新で、先の読めない展開は
実にスリリングでした。
ハイテク機器を駆使して警察を翻弄する犯人。
息詰まる展開に、ページをめくる手が止まりません。

この小説は1988年に書かれた作品ということなので、
二番目の誘拐事件には、今ではちょっと懐かしい、
電話回線を利用したパソコン通信やチャットが
ハイテク機器として扱われています。
現在の高速通信環境でも苦しいと思われる事を、
電話回線でやっちゃうところは
ちょっと首をひねりたくなりますが、
実現可能かどうかを問うのはナンセンスだと思いました。
あの時代にこれだけの作品が書けた事自体が凄いと思います。
この小説に使われている技術を
現在のハイテク技術に置き換えても、
物語の輝きは何ら曇る事はないと思います。

逮捕されるか逃げ切るか。
この小説は、コンピュータを駆使した完全犯罪の実行という点に
焦点がおかれています。
当事者の心理描写などが、あまり描かれていないので、
そう言った意味での感動はありませんが、
物語がどんどん加速していく疾走感はスリル満点です。

エンターテイメントとしては素晴らしい作品だと思います。



★★★★★


 にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 40代オヤジへ     
 
↑ランキング参加中です。とりあえず押して下さい。

 

関連記事
スポンサーサイト

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://fishermans.blog84.fc2.com/tb.php/215-f5aba16d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。