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「姑獲鳥の夏」京極夏彦
姑獲鳥の夏
京極夏彦 1994年作

姑獲鳥の夏1


この本も、だいぶ前に読みました。
京極氏のデビュー作。
以前から気にはなっていたのですが、
一冊一冊が異様に分厚いので手を出しかねていたのです。
最近やっとブックオフで100円のコーナーに出回り始めたので、
遅ればせながら読んでみました。

映画で見て、内容はだいたい分かっていたのですが、
読んでみてビックリ、
これが処女作とは信じられないくらいの完成度の高さ。
一体、著者の頭の中はどうなっているんだろう。

小栗虫太郎と夢野久作と泉鏡花と、その他大勢の作家の作品を
合わせた様な感じとでも言うのだろうか。
とにかく、衒学的な言葉の乱舞には圧倒されます。

物語前半に出てくる、脳や錯覚、
見えるものや見えないものについての 蘊蓄にはうならされます。
しかし、この長ったらしい蘊蓄がこの作品にとって
いかに重要であるのか、
読んでみたら明らかになる思います。

確かに、この小説はミステリーではありません。
グロテスクな内容ですし、
よい子は読まない方がいいと思います。
敢えて分類するなら怪談かな。

さまざまな要素を精緻に組み合わせた力量は
見事と言うほか無いです。
ホント、よくこんな話を書こうと思ったなぁ。
恐ろしい才能だと思います。

姑獲鳥の夏2


はっきり言って、通勤で読むには、かさばってツライです。
今では、何冊かに分かれて文庫化されているみたいですが、
でも、どうせ読むなら、
荒井良氏のエロチックなデザインの本で読みたいし、
ムツカシイところですね。

さて、次は「魍魎の匣」だ。



★★★★☆




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コメント
コメント
おお、お読みになりましたか、京極作品。
はまりそうでしょ?
語彙力がすごいと思いました。

京極堂シリーズは全部持っていますから、もしお読みになりたければ、お貸ししますよ?(残念ながら、再読したいので差し上げるわけにはいきませんが)
その気になったら、いつでも言ってくださいね。
2012/05/15(火) 11:33:36 | URL | とんがりねずみ #IHLSsbW6 [ 編集 ]
とんがりねずみさん
コメントをありがとうございます。
京極堂シリーズを全部持っているなんてスゴイ!
本棚が満タンになっちゃうんじゃないですか?
実は、私も既に何冊か手に入れているのですが、
本の分厚さに圧倒されて、読めずにいるのです...。
2012/05/17(木) 03:01:54 | URL | 清貧おやじ #27oFWF9A [ 編集 ]
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2012/05/14(月) 08:06:57 | まとめwoネタ速neo
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